◎サックス初心者のための楽譜の読み方・書き方教室 第3回
サックス初心者の皆さん、お疲れ様です。今回は「いい音ってどんな音?」についてお話ししたいと思います。このコーナーでは、サックスやヴェノーヴァの演奏をより楽しむための音楽知識を「楽典 理論と実習」を教材にして一緒に学んでいきましょう。音楽理論は難しいですが、噛み砕いてお話ししていくので、ぜひチャンネル登録をしてご視聴ください。それでは、皆さんで音楽を楽しんでいきましょう。
倍音って聞いたことありますか?
さて、さっそくですが、倍音って聞いたことありますかね?サックスワールドや雑誌でよく耳にする言葉ですが、具体的にどんなものか理解できないことが多いかもしれません。今回は、倍音について具体的に聴いてみましょう。
倍音を実際に聴いてみる
まず、倍音は一つの音を鳴らしてもそれ以外にも同時に発生する振動数の整数倍の音のことを指します。例えば、100ヘルツの音を鳴らすと、200ヘルツ、300ヘルツ、400ヘルツといった逆の音も同時に発生します。これが倍音です。実際に、サックスで倍音を演奏してみましょう。
[動画の一部を挿入:倍音の演奏]
このように、指を変えずに様々な音が出せることがわかります。倍音は鳴らす楽器や演奏者のテクニックによって異なり、楽器やマウスピースの選び方も倍音の特性に影響します。
倍音の聴き分け
次に、倍音を実際に聴き分けてみましょう。倍音は聴き分けが難しいこともありますが、訓練を重ねることで聴き取れるようになります。特に、イヤホンを使って聴くとより鮮明に倍音を感じることができます。
[動画の一部を挿入:倍音の聴き分け実演]
倍音が聴こえましたでしょうか?最初は難しいかもしれませんが、何度か聴いてみてください。訓練することで、徐々に倍音を聴き分ける感覚が養われます。
いい音って何?
次に、皆さんが一番気になるであろう「いい音」について考えてみましょう。何をもって「いい音」なのかは主観的であり、演奏する曲やシチュエーションによって異なります。例えば、ジャズ演奏には暗めの音色が合うかもしれませんし、ポピュラーソングでは明るい音色が求められることもあります。
自分の音を見つめ直す
では、どうすれば「いい音」を見つけることができるのでしょうか?一つの方法として、自分の音をいろんな言い方で表現してみることがあります。例えば、「太い音」「細い音」「明るい音」「暗い音」といった言葉で音を表現し、その印象を確認してみましょう。
[動画の一部を挿入:音の言い換え実演]
このようにして、自分の音を客観的に見つめ直すことができます。そして、その音が演奏する曲やシチュエーションに合っているかどうかを判断できるようになります。
まとめ
倍音についての理論的な説明から、実際に倍音を聴いてみることで、音楽の奥深さを感じていただけたでしょうか。そして、「いい音」を見つけるためには、自分の音を言葉で表現し、客観的に見つめ直すことが大切です。これからも楽しく、音楽に触れていきましょう。
次回予告
次回は「五線と加線を書いてみよう」というテーマで、音楽の基礎に迫っていきます。お楽しみに!
それでは、また次回も音楽を楽しんでくださいね。ありがとうございました。